2015年9月22日火曜日

目に見える障害と目に見えない障害に対する興味深いツイート紹介

吃音者の取り巻く環境も似たようなことが起こります。
吃音を一生懸命に説明しても。
「今はうまく話せているじゃないですか」
「緊張しているだけだよね」
「落ち着いて話せば大丈夫だよ」
「それくらい、噛むくらい誰でもあるよ」
「気にしないで。私のところは大丈夫だよ」
「どもりを治してこい。治さないならもう会社では働けないぞ!」
「喋れないことがあるってことは、この仕事はできないよね」
「同じ吃音者でもXXさんは頑張ってこの仕事しているじゃないか。君もやればできる」
「吃音があるあなただからこそ、この仕事ができるんだ!」

このような対応は吃音当事者も家族も苦しみます。
吃音者だって十人十色で、その人が育ってきた環境によっても人生は大きく変化します。
みな、壮絶な経験をしているかもしれません。もう少し生きやすい世の中になりませんかね。


厚生労働省管轄の障害者差別解消法対応指針案にて吃音とトゥレット症候群が発達障害者支援法に含まれていると具体的に明記される

2015年9月ころからでしょうか。
障害者差別解消法対応指針・ガイドラインの案はこれでよいでしょうか?
というパブリックコメントが各省庁から、各省庁が管轄する事業者向けというような形に分類されて怒涛の大連チャンが募集がなされています。

◆パブリックコメント
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public

その中でも厚生労働省が関係する3つの対応指針案には吃音とトゥレット症候群は発達障害者支援法に含まれていると具体的に明記されています。大きな一歩です。吃音は現時点で発達障害者であり、発達障害者支援法に含まれているというのです。発達障害者支援法に含まれているということが社会に世の中に周知徹底されていけば、困っている吃音者は生きやすい社会になると思います。

吃音で困っている人がいるということが国に伝わっているということだと思います。厚生労働省の大きな変化に心から感謝を伝えたい。一般社会にも現時点で「吃音って発達障害者なんだ」という認識が広まるかもしれない。残すところは「吃音を発達障害者支援法に従い精神障害者保健福祉手帳交付申請書類を書いてくれる、吃音者に寄り添ってくれる病院・医師が増えることである。」

吃音者だって本人や家族が希望すれば、公的な支援・福祉・障害者手帳のメニューは利用できるはずなのに、今まで見落とされていて自殺者までだしている。吃音成功者の常套句である「私ができたからお前もやれ。努力がたりない」という理不尽にさらされてきた人もいた。

人間は生まれた家柄や親や保護者の資産、いじめを受けるか受けないか、不登校になるかならないか、学習の機会を失うか失わないか、安心安全な環境で勉強ができて進学できる機会があったかなかったか、様々な背景があった上で人格性格が形成されるので、様々な選択肢があって良いはずである。今回の障害者差別解消法対応指針案は大きな一歩である。


今後2018年の精神障害者保健福祉手帳所持者の雇用義務化や障害者差別解消法の運用が開始されるとなると、学校や企業も吃音者に対する対応マニュアルを作成を急がないとならないかもしれない。



◆障害者差別解消法に基づく医療事業者向けの対応指針(案)に関する御意見の募集について

◆障害者差別解消法に基づく衛生事業者向けの対応指針(案)に関する御意見の募集について

◆障害者差別解消法に基づく福祉事業者向けの対応指針(案)に関する御意見の募集について

2015年9月21日月曜日

2015年9月20日大阪言友会(おおさかげんゆうかい)設立


大阪の吃音者に新しい選択肢ができました。

吉澤 健太郎大阪言友会設立総会に出席しました。元々、大阪言友会は1960年代に設立されましたが、1994年に当時の会員の一部が、吃音を治す努力を否定し日本吃音臨床研究会を立ち上げ全言連から脱退したため、以後20年以上に渡り大阪には言友会がありませんでした。本日は、かつての言友会に参加していた各年代の当事者の方々、言語聴覚士、大学教員の方々が参加されていました。懐かしいお話や再会もありました。会長は笠倉さんが満場一致で選任されました。僕は吃音のある方々の多様な吃音観が尊重され、吃音で悩む当事者や家族だけではなく、吃音の無い一般府民が吃音を知る機会を得やすくなるような、地域活動、他機関、団体との連携に期待したいです。そして大阪で暮らす吃音のある子供達や親御さんにとっても一助となるイベントが開催されることを願ってやみません。今日、当事者の方々の取り組みを目の当たりにして、あらためて吃音の改善を希望される当事者の想いに応えられるように、更に臨床家としての研鑽を積む決意です。

Posted by 斉藤 圭祐 on 2015年9月20日

2015年9月1日火曜日

大阪言友会(おおさかげんゆうかい)設立されます。2015年9月20日




『第4回 きつおんコトバのつどいinおおさか』日時:2015年9月20日(日)13:30~16:30(受付13:00~) 会場:福島区民センター 302会議室(〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23)参加費:300円...
Posted by 特定非営利活動法人全国言友会連絡協議会 on 2015年8月31日

日本吃音・流暢性障害学会 第3回大会が開催

2015年8月29日30日、大阪にて日本吃音・流暢性障害学会 第3回大会が開催されました。


8月29日・30日、大阪にて日本吃音・流暢性障害学会 第3回大会が開催されました。今回も書籍販売をさせていただき、ほぼ完売となりました。誠にありがとうございました。吃音のある人の体験談集が完売となりましたが、様々な吃音体験談から、『吃音と生きる』ことを広く深く知って頂けるきっかけとなれば心より嬉しく思います。大会では言友会会員によるセルフヘルプグループセミナーも行われ、沢山の方にご参加いただき盛況となりました。
Posted by 特定非営利活動法人全国言友会連絡協議会 on 2015年8月31日

「第49回言友会全国大会 吃音ワークショップin愛媛2015」の案内


言友会(げんゆうかい)の全国大会が2015年10月10日から12日まで愛媛県で開催されます。

「第49回言友会全国大会 吃音ワークショップin愛媛2015」申込サイトが完成しましたので、ご案内いたします。下記リンクより申込みできます。部分参加費の計算も可能です。...
Posted by 特定非営利活動法人全国言友会連絡協議会 on 2015年8月16日