2015年12月31日木曜日

吃音者が主役のドラマ・映画について構想

◆吃音者のドラマ・映画となると、「吃る権利」は尊重されるのだろうか?
吃音者というと、吃ってしまうことにより、時間が経過してしまうことになる。
ドラマや映画というのは放送放映時間が最初から決まっている。
例えば自己紹介をするのに5分くらい時間が経過してしまう人はどうすればいいだろうか?

解決方法としては、現在、インターネットのティーバーという番組の1週間だけ再放送のサービスがある。こちらで、本当の本編を放送して補うことも考えられる。

http://tver.jp/

◆主人公
・女性ヒロインA
あまり目立たない程度の吃音。でも吃るときもある。
その時は周囲からびっくりされる。
ADHD(注意欠陥・多動性障害)も併発している。
ADHDのために失敗してしまうことが多いが、それもキャラとして定着している。
だが、本人は吃音もADHDのこともとても気にしている。
※吃音は幼少期に病院にて診断を受けている過去がある。ADHDについては自分は周囲の人と違うとは気付いているが診断も受けていない。まだADHDという言葉の意味などは知らない。

幼少期から音楽が大好きで、大学生の時からインディーズバンドの女性ボーカルとして活躍。
ついにメジャーデビューが決定するのだが…。吃音がバレてしまうことが怖い。
現在のインディーズバンドでも無口キャラということにしているが。本当は話すことが大好き。
吃音者のセルフヘルプグループに生まれてはじめて行ってみる。音楽をやっていることは秘密にして参加をする。
そこには新しい出会いがあった。女性Bである。


メジャーデビューが決まって、所属事務所の男性マネージャー(男性B)に恋愛感情を持つ。
自分の発達障害特性を上手くカバーしてくれることを不思議に思いつつも、徐々に親密に。


・女性ヒロインB
重度の吃音を持つ女性。吃音があるため吃ってしまうと、発話することに時間がかかってしまう。女性ヒロインBと同じ年齢。
吃音の他に自閉症スペクトラム(ASD)を持っているため、不思議ちゃんと幼少期から言われていた。幼少期は天真爛漫であったが、思春期は周囲の無理解で不登校になった過去がある。でも唯一優しく接してくれた男子(男性B)のことがとても思い出に残っている。すでに精神障害者保健福祉手帳を所持している。東京都の福祉サービスである精神障害者都営交通乗車証を利用して電車や都バスを利用してどこかに行くため、いつも人より早く行動している。(全部無料で移動することにこだわっており、最短距離を使わない傾向)

小さいころから音楽が大好きで歌を歌うことがとても大好き。
自分で作詞作曲した歌をyoutubeに公開していた。
なぜYouTubeかというと、生放送動画だと、吃音がバレてしまうから、それが怖くてYouTubeだけに公開。本当は自分の音楽を聞いてくれるファンと交流がしたいけど…。ファンからもYouTubeではなくてライブをやってほしいといつも言われている。しかし、「公務員職なので副業禁止規定や顔バレが嫌」という理由で断っている。吃音のことやASDのことがどのように受け止められるかわからなくて悩んでいる。YouTubeで音楽配信をしていることはセルフヘルプグループでも秘密にしている。

普段は自宅に半分引きこもっている。何か用事があるとき、吃音者のセルフヘルプグループとASDのセルフヘルプグループに参加するときは外出する。芸術も好きなので上野公園にはちょくちょく行く。本当は働きたいのだが、障害者枠に応募しても重度吃音のため、チャンスがない。面接のときいつも笑われて、やんわりとお断りされてしまう。さらに人間不信になっている。

※吃音と自閉症スペクトラムについては幼少期に診断されている。
いじめや不登校の過去もあり精神障害者保健福祉手帳をすでに持っている。
吃音のセルフヘルプグループの他に、ASDのセルフヘルプグループにも積極的に参加しているため、困っている人は障害者手帳や公的支援や福祉を使うべきだと思っている。しかし吃音者のセルフヘルプグループでは「吃音は障害者じゃない。」という人もいて、違和感を持ち疑問に思っている。


吃音のセルフヘルプグループに突然やってきた女性Aと仲良くなる。
考えるよりも行動力がすごい女性Aにカラオケに誘われて、断りきれずに同行。
そこで、歌声を披露。
あまりの上手さに女性Aが驚く。
なぜ、音楽を仕事にしないのか?と話し込む。
そして吃音とASDの悩みを打ち明けられる。


◆男性AとB
・男性A
芸能事務所のマネージャー。
なぜか発達障害に理解がある人。
その理由は男性Aには妹がいた。
しかし、発達障害があったために学校でイジメにあい不登校に。人間不信になり精神を病んでしまい。自殺未遂をした。
最後には本当に自殺してしまった。
暗い過去がある。
発達障害に詳しいため。日本の発達障害者支援法に「吃音やトゥレット症候群」が含まれていることまでも知っている人物。

芸能事務所で新しく担当することになったバンドのマネージャーに。
そのバンドの女性ボーカルが発達障害で悩んでいることを見抜く。
発達障害特性にあわせて、女性Aをサポートしつつ、メジャーデビューに向けて調整を行う。女性AのADHD傾向については適切に支援できている。しかし吃音をどうしたらいいのかわからない。
吃音は隠したほうがいいのか? 吃音を隠して女性Aを喋らないキャラとして売っていくのか悩んでいる。

女性Aの好意に気付いているが、そうならないように努めているが……本当は―。

・男性B
女性Bと同じ学校だったクラスメート。
よく一緒に遊んでいた。
女性Bの性格や歌声の上手さを知っていた。

進学した後に疎遠になってしまった。
風のうわさで女性Bが不登校になっていたことは知っていた。

現在は芸能人として俳優をしている。実は父親も母親も俳優をやっていた芸能一家だったが、そのことは伏せて自分の力で試している。
女性Aのバンドがメジャーデビューの曲がタイアップとして使用される、連続ドラマの準主役として
活躍。


ある日、女性Aのライブがあった。男性Bはそれを見にいく。
そこに女性Aが無理やり連れてきた女性Bがいた。
ライブが終わったあとに、女性Bは女性Aの楽屋に行く。
そこで男性Bは女性Bと運命の再会をする。





◆連続ドラマの流れ
ドラマでは吃音者の悩み。
ADHDの悩み。
自閉症スペクトラムの悩み。
この3つが描かれつつ進行。それぞれの発達障害の悩みや差別経験、辛い思い出も描かれる。
発話するとバレてしまう吃音をどうしたらいいのか。考えながらドラマは進行していく。


女性Aはメジャーデビューに向けて進行していく、女性Bとの出会いにより、女性Bと2人で歌を歌いたいと思うように心境が変化する。女性Bは人の前で歌いたいという気持ちが強くなっていくが……。女性Aのマネージャーも女性Bの才能に強い興味を示す。


ドラマでは、女性Aのバンドに急遽女性Bが電撃参入する形でデビューする。
しかし、「音楽」のみの力で勝負したいと悩みぬいた末に決断した女性Aと女性Bの気持ちを尊重して、吃音やASDやADHDの伏せられて活動。しゃべらないキャラとしてデビュー。

恋愛については互いに気持ちがすれ違う、結末は描かれない。
男性AとBは恋愛感情があることはわかっているが、マネージャーと俳優と職業柄、恋愛ネタがニュースになってしまうこと、それがお互いを引き裂くだろうと思い自粛。仕事に集中する。
(会話が上手くできない自分を好きになるなんて男性に申し訳にないとか。ADHDやASDの私なんかが一緒にいて迷惑になるんじゃないか?などの障害者あるあるが進行。わざと嫌われるような行動をするなど。男性側もそれは察している。)

女性AもBも男性AもBも互いの真実の感情は知りつつも。仕事を選ぶ。
だが、4人の関係が変化することはなく決定的な亀裂にはならない。


◆劇場版の流れ
メジャーデビューをした2人は徐々に人気が出る。順調に進行していく。
しかし一方で、2人は自分を隠したままの芸能活動に悩み疲れがでてくる。
また、過去にYouTubeで公開していたときの女性Bのファンが、徐々に同一人物ではないかと
気付き始める。SNSにも情報が拡散されていく。

女性Bはいつか歌いたいと思っていた、吃音をテーマにした詩、「ありがとうが言えなくて」、「愛してるが言えなくて」を女性Aに打ち明ける。

そして数奇な運命なのか。
偶然とは思えないタイミングで、「吃音者を主役にした連続ドラマ」が計画されることになる。
女性AとBの気持ちに気付いた男性Aは、このドラマの主題歌に2人を使ってほしいと各方面に交渉し、見事、結びつく。男性Bも準主役として出演する。

2015年12月28日月曜日

元プロボクサー内藤大助さんがテレ東の激ウマ探して1000kmに出演していた 内藤さんは吃音なのだろうか?

番組中に内藤大助さんが「8番ラーメン」のドライブスルーを利用。
ドライブスルーを「どどどど ドライブスルー」と連発を出していて、でもちゃんと言い切ってすごいなと思ったところ。

内藤大助さんは吃音なんでしょうか?
Googleで検索すると吃音の状態になっているが、本人がカミングアウトしていないので不明とのこと。

筆者の推測であるが。
「内藤大助 オネエ疑惑」というがGoogle検索によると、オススメされる。
よく検索されてワードのようだけど。

本当は吃音があって、上手くしゃべれない。発話できない。
でも、オネエ言葉だと吃らないで発話しやすいから、吃音を隠すためにオネエを演じているのではないか?と推測。あくまで筆者の推測です。

ハリウッドスターのブルース・ウィリスさんも学生時代に吃音があったけど、物は試しと演劇部に入部したら、演技している時だけ吃らないことを発見して、その道に進んだとか、ヒストリーチャンネル?ディスカバリーチャンネル?の「人物紹介の番組」で取り上げられていた。

内藤大助さん。
2016年4月の世界自閉症啓発デーin日本に参加してくれないかな。
自閉症スペクトラム、ADHD、LD、チック、吃音などの団体が東京タワーブルーライトアップに参加するから、内藤大助さんも参加してくれたらいいなと。

名古屋の就労継続支援B型事業所『Book Cafe Co-Necco (こねっこ)』さんが吃音のことをTwitterで取り上げています

名古屋の就労継続支援B型事業所『Book Cafe Co-Necco (こねっこ)』さんのTwitterアカウントにて吃音のことがつぶやかれています。

吃音と俗に言われる発達障害が併発している事例があるようです。
吃音者も俗に言われる発達障害者も協力してお互い歩めるようになるといいですね。
【吃音は発達障害じゃない、障害者じゃない。吃音者は選ばれた人々だ。障害者手帳なんていらない】という主義主張が吃音当事者やその家族にもありますが、障害が異なっても
困っている人が情報交換できたり、交流できる場所があることは素晴らしいと思います。
愛知県名古屋からこうやって新しい考えが広まっていくと素晴らしいなと感じます。





2015年12月27日日曜日

【公募】平成28年度厚生労働科学研究費補助金公募要項(1次) 読み書き障害、チック、吃音、不器用等の発達障害の特性に関する早期発見のためのアセスメント手法の開発と普及に関する研究

配分機関名厚生労働省
年度2016年度
公募名読み書き障害、チック、吃音、不器用等の発達障害の特性に関する早期発見のためのアセスメント手法の開発と普及に関する研究(28130801)
対象分野系/分野/分科【総合系】
(複合領域)
生活科学、科学教育・教育工学、科学社会学・科学技術史、文化財科学・博物館学、地理学、社会・安全システム科学、人間医工学、健康・スポーツ科学、生体分子科学、脳科学、子ども学、デザイン学
【人文社会系】
(総合人文社会)
地域研究、ジェンダー、観光学
【生物系】
(医歯薬学)
薬学、基礎医学、境界医学、社会医学、内科系臨床医学、外科系臨床医学、歯学、看護学
【その他】
(その他)
その他
キーワード 
研究年数制限(最短) 1年 から (最長) 2年
応募受付期間2015/12/22 15:00  ~  2016/01/28 17:30


http://www.e-rad.go.jp/e-rad_portal/jigyolist/details/details/details/K016805/

専門職、研究職で応募できる資格がある人は、ぜひよろしくお願いします。

発達障害者支援法改正へ 就労支援を強化 超党派で10年ぶり 吃音とトゥレットは明記されるのか?

東京新聞の記事から

 自閉症やアスペルガー症候群などの人を支える「発達障害者支援法」が約十年ぶりに改正される見通しとなった。他人とコミュニケーションを取るのが苦手だったりする特性に配慮し、企業で長く働き続けられる環境整備や、教育現場でのきめ細かな対応を促す。超党派の国会議員が改正案の骨子をまとめた。来年一月召集の通常国会に提出する。成立する公算が大きい。
 支援法は議員立法で二〇〇五年に施行。障害の早期発見や学校教育、就労などで、国や地方自治体の基本的な責務を定めた。発達障害の名前は広く知られるようになったが、日常生活での困難さに対する理解は十分とは言えず、法改正で「社会の障壁」を取り除く必要があるとした。
 発達障害は見た目には分かりにくいため、周囲が気付かないことが多い。職場でいったん人間関係を築いても、上司が替わるなどした場合に適応できず、不当な配置転換や離職に追い込まれるケースがある。
 改正案では現行法の「就労機会の確保に努める」との項目に、国、都道府県による「就労定着の支援」を新たに規定。職場の上司や同僚との橋渡し役となるジョブコーチやハローワークの取り組みを強化し、事業主の適正な雇用管理を求める。
 小中学校では子どもの状態に合う目標や取り組みを定めた個別指導計画の作成が進んでいるが、高校などにも浸透させ、福祉機関との情報共有を後押しする。
 このほか他人に迎合しやすい人もいるため、刑事事件の取り調べや裁判で不利にならないように、専門家との連携や、社会復帰後の支援を念頭にした配慮を求める。
 国は一四年一月、障害者への差別を禁じ、社会参加を促進する「障害者権利条約」を批准。超党派の議員連盟が発達障害の当事者団体や関係者から意見を聞き、法改正に向けた議論を進めてきた。

◆改正案のポイント
一、発達障害者は障害および「社会的障壁」により、日常の生活に制限を受ける者とする。
一、国、都道府県は就労機会の確保に加え、定着を支援。事業主は特性に配慮した適正な雇用管理に努める。
一、教育現場で個別指導計画の作成を推進し、福祉機関と情報を共有。
一、刑事捜査や刑事訴訟で、専門家との連携や、社会復帰後の支援を念頭に配慮。



http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201512/CK2015122702000115.html


東京新聞の記事には、右側に発達障害者の定義がベン図で表現されているが。
トゥレット症候群と吃音のことは書かれていないので、そこがちょっと残念。

ただ、記事中の一、発達障害者は障害および「社会的障壁」により、日常の生活に制限を受ける者とする。ここが注目かもしれません。障害の程度もあるが、「社会的障壁」があるならば、それが日常の生活や仕事に制限を受けるなら発達障害者支援法に基づいて公的な福祉支援を受けられるということですね。ここは障害者の権利に関する条約でも同様のことがありましたね。障害者手帳の有無は関係ないと。社会的障壁があるかどうかで判断すると。吃音者にとっては、軽度重度関係なく吃音当事者が希望して申し出れば、発達障害者支援法に基づいて様々なメニューが使えるということになります。軽度だからあなたは大丈夫、障害者手帳はいらないという世界は終了です。逆に重度だからあなたは障害者手帳を持つべきだ!という強要もできません。


一、教育現場で個別指導計画の作成を推進し、福祉機関と情報を共有。
これも、適切に行ってほしいですね。
個人情報保護の観点から、毎年毎年次の学年に進級するときに、旧担任から新担任に情報共有ができるか? 学年全体で情報共有されるか? などなど難しい問題があります。ここらへんも円滑にできるようになってほしい。

JDDネットさんが第11回年次大会で多職種連携の「多職種支援」の説明をしました。
これは地域の学校教員から地方公共団体の福祉職、医療全てがワンストップ窓口として対応している事例でした。このような方法が普及していけばよいと思います。

お父さんお母さんは、毎回毎回、それぞれの窓口で同様の説明を1からしないとならぬというのは辛いです。時間も限られています。

福祉機関との情報共有も大切ですが。
労働とも情報共有ができるようになってほしいと思います。
一、国、都道府県は就労機会の確保に加え、定着を支援。事業主は特性に配慮した適正な雇用管理に努める。これがどのようなものになるのか気になります。


一、刑事捜査や刑事訴訟で、専門家との連携や、社会復帰後の支援を念頭に配慮
これは発達障害者の特性のことです。
発達障害者の中には純粋な人がいます。
例え成績優秀で一流の大学にいっている人でも、「法律ではこうなっているんだ」、「他の人もやっているよ」、「(お父さん、お母さん、先生が、教授が、XXさんが)こうやれって言っていたよ」と言われると、それが刑事事件になることでもやってしまうことがあります。

吃音者なら、言葉がうまく発話できない、発話する機会を失うため、いつ間にか汚れ役、にされてしまうことはあるでしょう。犯罪かどうかは別です。


刑事事件ではありませんが。例えば発達障害のある男性や女性。とくに女性だと性犯罪に巻き込まれやすいことがあります。「XXさんもしてるよ」、「他の人もこの年齢になれば普通にやっているから」、「愛があるなら身体の関係を持っていいんだよ」、「家出してるの、私の家にくれば」などの事案です。本当に相手を信じてしまうということがあります。インターネットやSNSで知り合った異性を周囲の信頼関係のある人間と同列と判断してしまうためです。身体を触られること、家族でも触ってはいけない場所を触られても悪いことだと判断できないのでNOと言わない場合もあります。

刑事事件も重要ですが、発達障害のある子どもの性教育なども充実してほしいなと思います。





2015年12月22日火曜日

毎日新聞2015年12月6日吃音新聞記事に反響の声 吃音 | 働きたいのに 電話対応で叱責、リストラ 「身体障害」申請却下 仙台の男性、「実情知って」法廷へ


12月6日の毎日新聞東京朝刊の記事はこれだ。
現在では会員でないと読めない状態になっているのでコチラを
http://stutteringperson.blogspot.jp/2015/12/whoicd-10icd-11.html


さて、Twitterからの引用である。
12月6日の吃音裁判の件 読者からの反響の声という形である。

読者の声はコチラ
http://mainichi.jp/articles/20151221/ddm/005/070/026000c

 「吃音(きつおん)差別の現状を知らせたい」と仙台市の男性が裁判所に提訴しました。この男性は電話応対を叱責されるなどして仕事を失います。保険金を妻子に残そうと自殺まで考えたそうです。6日朝刊の記事を読んだ読者から反響が届きました。
 「吃音の記事を見たのは初めて……ありがたい。書き続けてほしい」。男性読者はとつとつと話を続けます。
 「食堂で注文するのは食べたいものより発音しやすいもの」「駅の窓口では、目的地より遠いけれど発音しやすい駅までの切符を買ったこともある」
 吃音は精神障害とされ身体障害のような雇用支援制度がありません。仙台市の男性は身体障害者手帳交付申請が却下されましたが、吃音者を勇気づけるメールも届きました。
 「人ごととは思えません」という差出人は吃音の息子を持つ兵庫県の女性。「周囲の尽力もあり息子は身体障害者手帳を交付されました。他にも何人かいると聞いています」(東京本社愛読者センター次長・阿部善男)=毎週月曜日に掲載



「小川 一」氏 
毎日新聞社取締役・総合メディア戦略、デジタル担当です。1981年入社。社会部に18年間在籍し、社会部長、編集編成局長を務めました。ソーシャルメディアとマスメディアの協働を追求していきます。ここではひとりの記者に戻ってつぶやきます。




さて、 読者の声であるが……。
やはり、一部の吃音者特有の思想なのか?
一部の吃音者独特の優生学があるのかもしれない。

2014年7月3日に国立障害者リハビリテーションセンターの発達障害情報・支援センターが吃音を発達障害と発表する以前は、吃音者優生学によると

「そもそも吃音は障害者ではない。吃音があっても堂々と吃りながら仕事をしている先輩がいるから見習え。結婚もできるし子どももできる。障害者手帳は必要ない。国の世話になるなんて恥だ。(他の障害者のように)ああはなりたくない。吃音のある子どもは障害者じゃないですから安心してください。お父さん!お母さん!」という意見がありましたね。

7月3日以降は、これがちょっと変節して

「吃音が発達障害者だと!!しかも精神障害者保健福祉手帳の対象だと!!!とんでもない。吃音者は頭のオカシイ発達障害者や精神障害者じゃない。犯罪を起こして無罪になるような連中とは違うんだ。吃音者は障害者だとしても身体障害者だ!頭は正常だ!!」という意見がチラホラ出てくるようになりましたね。吃音障害者認定反対原理主義者だと、いつも通りの純粋に吃音者は障害者ではないという意見で、ある意味信念があると思います。

吃音は精神障害とされ身体障害のような雇用支援制度がありません。仙台市の男性は身体障害者手帳交付申請が却下されましたが、吃音者を勇気づけるメールも届きました。

記事中のこれは間違いですね。
精神障害者でも発達障害者でも、雇用支援制度はちゃんと存在します。
ちゃんと毎日新聞社さんが取材して吃音者に伝えるべきだと思います。
こうやって、吃音者は自分は頭は正常だとか、精神障害者保健福祉手帳なんて恥だとか、発達障害者と言われるのは嫌だ!という誤解が出てくるのかもしれません。


確かに精神障害者保健福祉手帳は2年更新制の手帳のため、障害者雇用されるとしても正社員登用は限りなく困難、出世コースには入れないかもしれない、昇給や賃金面で不利かもしれない。また厚生年金を支払う前に初診日が存在すれば障害者年金は国民年金の2級からしかないので、収入が厳しいかもしれません。厚生年金を支払っている時に初診日が存在すれば厚生年金の障害年金3級が使える。しかし吃音者は一般的に言われる発達障害者よりも障害がバレやすい。発話した瞬間吃音だと発覚するので、厚生年金を納める前に病院に行っていることが大多数です。


でも、それって、吃音者だけがそう感じているわけでもないような気もします。他の社会的障壁のある人だって、同じ悩みがあるかもしれません。ということは、その他の社会的障壁や障害のある人と同じ団体に入るなどして協力して日本社会を変化させていけばいいのではないか?と思います。


そもそも吃音者の深い闇、巨大な闇によって、2013年に北海道で吃音看護師で自殺してしまいましたよね。でもこの吃音看護師自殺って本当は避けられたことなんですよね。

◆北海道の吃音看護師自殺は避けられた
http://kitsuonkenkyuguideline.blogspot.jp/2015/11/2013.html

◆なぜなら吃音者の派閥抗争、思想の違いによって2005年の発達障害者支援法が見落とされ、知っていた人は僅かに存在したが、教えようとしなかったから
http://kitsuonkenkyuguideline.blogspot.jp/2015/11/blog-post.html


2014年7月3日国リハにより、突如として吃音は発達障害であると告知されましたが。
まずは、現在使える法律を使って、明日を生きたいが本当は死にたい辛いという人が助かる社会にしないといけないのではないでしょうか?何か問題が発生することや、不利なことがあればその他の吃音以外の人たちと協力して世の中を変えていけばいいのではないでしょうか?ただ、世の中を変化させるには0と1、オンとオフ、白と黒のようにはっきりとは変化しませんよね。
段階がありますよね。スタート地点からゴールにいきなりワープできるわけはありませんよね…。

最初から吃音は身体障害者だ!発達障害や精神障害と言われるのは嫌だ!という態度でいるのは、逆にその人達を差別しているようにも思えます……。

吃音者ってなぜ、こうも障害者と言われることに抵抗があるのでしょうか?
そして吃音者の障害者認定絶対反対原理主義者がいるのでしょうか?
とても不思議なことです。何が正解なのでしょうか?

吃音児者の選択肢が増えるか 「通級指導」制度 高校にも導入の方針! 平成30年ころ予定

NHKニュースによると。
文部科学省が平成30年をめどに高校でも「通級指導」を設置する方針を固めたと。


現在、吃音がある子どもは、発達障害のある子どもたちと同要にことばときこえの教室に通級している。これが高校まで拡大されれば素晴らしいことである。高校生ともなると、就職か進学かと考える年頃でもあるし、障害者手帳を取得するか?障害者雇用を選択するか?などの人生設計プラン見据えた判断をしないといけない。

吃音は障害者じゃない!という奇特な思考回路の人々も存在するが、全ての情報が見える化する吃音者の生きる選択肢が広がることを祈る。





「通級指導」制度 高校にも導入の方針
12月22日 12時52分

障害などのために読み書きや対人関係が困難な小中学生を対象に、一部の授業をふだんとは別の教室で行う「通級指導」と呼ばれる支援の制度について、文部科学省は平成30年度をめどに高校にも導入する方針を固めました。
「通級指導」は小中学校では平成5年度から導入され、読み書きでつまづいたり対人関係が苦手だったりする子どもたちに、障害の状態に応じてふだんとは別の教室で一部の授業を受ける機会を設けていますが、高校では導入されておらず、就職や進学などを控え自立に向けた支援をどうするのか課題になっています。
これについて検討してきた文部科学省の有識者会議は22日の会合で、「どの高校でも障害に応じて必要な支援を行うべきだ」として、高校の教育課程でも「通級指導」を導入する方針を決めました。導入にあたって有識者会議は、専門性のある教員が対象の生徒がいる学校を巡回して指導を行うことや、中学校の段階で個別の支援計画の作成を進め、高校に入学が決まり次第、引き継ぎができる体制をつくるよう求めています。
会合では、委員から「今後は特別支援学級の導入を含め、高校の特別支援教育全体の在り方を検討していくべきだ」という意見も出されました。文部科学省は、平成30年度をめどに高校にも「通級指導」を導入したい考えで、有識者会議が今年度中に具体的な内容をまとめることにしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151222/k10010349311000.html


◆吃音者の派閥抗争について
http://kitsuonkenkyuguideline.blogspot.jp/2015/11/blog-post.html

2015年12月15日火曜日

内閣府が 合理的配慮サーチ を公開した 吃音は発達障害の項目に分類されました!2016年4月の障害者差別解消法を見据えてのこと

内閣府「合理的配慮サーチ」『発達障害』の項目に『吃音』が入りました! (しかし本音はもっと早く吃音看護師自殺の前にほしかった)

利用方法は内閣府ホームページ内の右上 検索窓から「合理的配慮サーチ XXXXXXX」と打ち込めば個別にでてきます。吃音なら「合理的配慮サーチ 吃音」と入力です。

発達障害以外にも、項目があります。
全般、盲聾、精神障害、視覚障害、肢体不自由、聴覚障害、知的障害、難病等
と細かく分かれています。

生活場面から検索することもできます。
行政機関、教育、雇用・就業、公共交通、医療福祉、サービス(買い物・飲食店など)、災害時
といったシーンからも情報提供があります。


まだ起ち上がったばかりですが、事例がどんどん増えていくと良いですね。
当事者団体も情報発信しなければいけません。

◆ 合理的配慮等具体例データ集(合理的配慮サーチ)  >  発達障害
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/jirei/index_hattatsu.html


◆北海道吃音看護師自殺は避けられたのではないかと思っています。発達障害者支援法を見落とした吃音当事者にも責任があるのではないか?
http://kitsuonkenkyuguideline.blogspot.jp/2015/11/2013.html





2015年12月14日月曜日

【コンプレックス商法】吃音が治る・改善したという情報商材(PDFファイル・ワードファイル・CD・DVD・書籍)について どんな仕組みなのか?

以前、ブログでも紹介しました。
吃音を克服とか治すと謳う情報商材の件です。

情報商材とは何かというと、その名の示す通り「情報」を販売します。
テキストファイルやPDFファイルに金銭価値がついて売られる商品です。
胴元がそもそも存在していて、胴元と関係者が自作自演、マッチポンプをして
GoogleやYahoo JAPANなどといった検索サイトで検索結果が上位にヒットするようにSEO対策をしています。

2015年現在になってわかったのですが。
吃音を治す情報商材の傾向が変化してきましたね。
以前の吃音治す克服系情報商材ではこんなパターンでした。

1.吃音で辛かった人生
2.でも私は吃音を克服しました。治しました。
3.他にも吃音で苦しんでいる人を救いたい。
4.私が使った方法コレです。→ここでいきなり商売の話になって、コレを買って試してくださいとなる。


こういうパターンに置き換えてみましょう。

1.私は貧乏で辛い人生でした。
2.でも私は今、幸せな生活をしています。
3.私のように貧乏で苦しんでいる人を救いたい
4.この腕輪、この数珠、このパワーストーン、この御札、この宝石を買ってください。
これで競馬もパチンコもパチスロもロト6もロト7もtotoサッカーくじも当たりまくりです。

5.今は綺麗で美人な女性と結婚できました!


最近ではもっと細かい演出がなされた吃音を治します、克服します系のサイトも出てきました。
あたかも吃音を真面目に扱っているニュースサイトかと思いきや、ページスクロールを下の方へ行くと、治した方法はコチラ! 動画で説明します! こちらに登録をしてください!とお約束の文章が並びます。

2014年に国立障害者リハビリテーションセンターの発達障害情報・支援センターが吃音は発達障害であると告知を行いました。それにあわせて吃音コンプレックス商法を行う胴元や業者も検索エンジンで「吃音 発達障害」というワードが美味しいということを発見して。それを含んだ記事をやサイト作成をしています。

とくに顕著なのは『吃音は障害者ではありません。発達障害ではありません。精神障害者ではありません』という宣伝文句です。これはもちろん吃音は障害者じゃないと考えている吃音当事者にとって魔法の言葉でありますね。そして吃音を人知れずに治したいと思う当事者にお金を払わせるわけです。情報商材を買う当事者も、値段が2万円、3万円程度ならば、泣き寝入りしますよね。



これらのサイトは検索エンジンの特性を利用しているので、様々なブログサイトやHPを利用して検索順位が上位になるように裏ではつながっています。眉唾ものの情報にも関わらず、検索エンジンで上位にヒットしてしまうが故に、被害者がでてしまうのです。

巧妙に吃音情報商材を紛れ込ませたサイトも存在しますので。このようにコンテンツで紹介してしまう、困った会社もあります。株式会社ドウゲンザッカーバーグ(http://dzb.jp/)が運営するコンテンツ『医師が教えるコンプレックス解決サイト ニコリー』に掲載されている
 ・どもりに苦しむ吃音者が選んだオススメの吃音ブログ50個
  https://nicoly.jp/article/651

これです。吃音情報商材を紹介するサイトが紛れ込んでいます。
医師が監修していると宣伝しているのにも関わらずこの状態です。
とても医師が監修しているとは思えません。
吃音の記事は今、ページビューが良くて儲かるのかもしれませんね。
吃音以外でも、昨今、「障害者感動ネタ」を提供するニュースサイトも存在します。
FacebookやTwitterで、「障害がある子がXXXXした」とか「そのとき障害者を笑った人を注意した」とかいろいろと、ソースが不明な記事が出回っています。FacebookなどSNSで「いいね」がほしいわけですよね。自社サイトに来てくれて、広告を見て、踏んでくれれば広告収入となるわけですので。


◆結論
吃音というワードでGoogleやYahoo JAPANを検索した場合に、それが本当に吃音者のための情報なのか見分けるには→ コンテンツをスクロールしていって、「私はこれで治しました」とか「吃音を治す方法無料公開中」とか「吃音を治す方法を知るにはこちらにメールを送ってください」というサイトが怪しいです。

そもそもお金を払わないといけない。相手と直接会うことができないのは危険な情報商材です。

もしも吃音が治る改善する方法があるならばなぜ、なぜ、なぜ、医学会に医学論文を発表しないのでしょうか?全世界の吃音者の生きる希望になるはずです。ノーベル生理学・医学賞の受賞も間違いないでしょう。


間違えた情報やコンプレックス商法に引っかからないためにはどうしたらよいか?
まずインターネット上の情報商材やソースや出処が不明なニュースサイトは見ないようにしましょう。
日本政府や厚生労働省や文部科学省が発表している情報を知りましょう。
吃音関連書籍を購入するときは、一度図書館で読んでみましょう。
そして吟味して購入しましょう。


コンプレックス商法は、いつの時代も姿形を変えて、あなたの心のスキマに入り込みます。
吃音だけではなくて、俗に言う発達障害児童を持った保護者養育者を狙ったものもあります。
そして藁をも掴む思いの人からお金を巻き上げます。

注意しましょうね。


◆過去記事
【実録吃音商法】吃音克服法MRMの情報商材業者が絡んできた件(吃音改善請負人中村しょう)
http://stutteringperson.blogspot.jp/2014/09/mrm.html

【実録吃音商法2】吃音克服法MRMの情報商材業者が絡んできた件 サイト運営責任者 坂本 飛侑馬
http://stutteringperson.blogspot.jp/2014/09/2mrm.html

世界初、発達障害児の育児適応に重要な3要素明らかに-NCNP 吃音者の保護者・養育者にもあてはまる?

世界初、発達障害児の育児適応に重要な3要素明らかに-NCNPhttp://www.qlifepro.com/news/20151211/the-worlds-first-three-important-elements-clearly-in-childcare-adaptation-of-children-with-developmental-disabilities.html

2015年12月11日 PM12:45
養育レジリエンス、「養育困難あっても良好に適応する過程」と定義
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は12月9日、NCNP精神保健研究所知的障害研究部の稲垣真澄部長、鈴木浩太研究員らの研究グループが、養育者が発達障害児の育児に適応する三要素を明らかにしたことを発表した。この研究成果は、米国科学雑誌「PloS ONE」オンライン版に現地時間12月3日付けで掲載された。



 同研究グループが発達障害児を持つ養育者424人に大規模調査を行った結果、子どもに関する知識を豊富に持っていること、社会的に十分な支援を受けていること、育児を行うことを肯定的に捉えていること、の3点が育児に適応するために重要な要素であることを分かったとしている。
記事中に3つの柱が書かれている。
吃音の子どもをもつ、保護者・養育者には十分な「知識」、「社会的に使える支援の見える化」が行われているだろうか?

俗に言う発達障害者(自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害、ADHD、学習障害、運動チック、音声チック、トゥレット症候群、協調運動障害)の子どもを育てる保護者・養育者のように十分な情報が伝わっているだろうか?吃音は発達障害者支援法に含まれていて、ありとあらゆる公的な支援福祉を使えることは伝わっているのだろうか?早期発見早期療育はできるのだろうか?と。


※また、吃音は俗に言われる発達障害を併発する可能性が高いこと知られているだろうか?
 1.菊池 良和 『吃音のことがよくわかる本(健康ライブラリー イラスト版)』 講談社、2015年、26頁。ISBN 978-4-06-259798-2。
2.Health Care Use and Health and Functional Impact of Developmental Disabilities Among US Children, 1997-2005
http://archpedi.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=380659


◆吃音を早期発見早期療育すれば将来的に良い方向に向かうのではないかという情報もある
http://stutteringperson.blogspot.jp/2015/05/ng.html

吃音ドクター 菊池良和医師のLINEスタンプが発売 イラスト担当はやしみこさんの作品です。

菊池良和医師のLINEスタンプが発売されましたよ。


コチラです
https://store.line.me/stickershop/product/1222493/ja

【シェアOK、お願いします】なんと、菊池良和のLINEスタンプができました!来月出版される「子どもの吃音ママ応援BOOK」のイラスト担当のはやしみこさんの提案で作成されました。使ってみてください。
Posted by 菊池 良和 on 2015年12月11日

人事労務・採用活動担当の能力不足で、間違えて入社させてしまった発達障害者 合法的に会社から去ってもらうには?発話した瞬間バレる吃音者はどうなる?

人事の役割:アスペルガー症候群(大人の発達障害者)の社員への対応

鬼本 昌樹
戦略人財コンサルタント 代表

http://www.insightnow.jp/article/8912


みなさんは上の記事を読んでどう思いますか?
この記事のポイントは

・社内に困った社員がいる。アスペルガー症候群のようだ
・社内では戦力外と結論。だが訴えられないように合法的に出て行ってもらうにはどうするか
・よし!細心の注意を払い訴えられないように、人材コンサルタントや転職サービスを利用させて『自らの判断で転職してもらおう』

である。

とてもヒドイ記事だと感じるだろうか?
それとも戦力外社員だからたとえ会社の社訓に「人を大切に」と書いてあっても、困った社員には出て行ってもらうか?
ちなみにこの手の話はインターネット上を検索すれば出てくる出てくる。
困った社員を発見する方法から転職サービスまで出てきます。


◆吃音者や非吃音者、社会的障壁がある人ない人に立ちはだかるかもしれない就職活動の壁
過去にブログに掲載したが、企業の本音とはコレである(長文なので15分ほど)
採用段階から発達障害かどうかを調べたり、障害者とは大体こうだというものさしがある。
「独立行政法人 労働政策研究・研修機構」が「就職するのが困難な来所者」を公開していて
吃音者が含まれている。
http://stutteringperson.blogspot.jp/2014/10/blog-post_18.html


◆発話した瞬間に発達障害者だとバレる吃音者の就職活動はどうなるのか?
ここで問題なのは、発話した瞬間に「何らかの病気?障害者?」と相手の印象に残る吃音者である。吃音者であれば、採用段階で『貴意に添えない結果となりました。誠に残念ながら希望に添えない結果となりました。』というお手紙やメールを貰うだろう。

※2014年7月3日から国立障害者リハビリテーションセンターの発達障害情報・支援センターにより『吃音者は発達障害者である』と告知されたのを皮切りに、国や地方公共団体等が相次いで手のひらを返すように、その情報を周知徹底しはじめている。2005年の厚生労働省・文部科学省連名事務次官通知 17文科初第16号厚生労働省発障第0401008号という通知文が法的根拠である。
だが、吃音が発達障害者であると告知される以前から、吃音者は就職活動で採用されにくいと言われている。2015年現在以降の就職活動では吃音は2005年時点から発達障害者であることが企業側にも知れ渡るようになったので、『私は吃音者ですが、御社のために働きます!』などと、吃音者であることをカミングアウトする戦略は竹槍で白兵戦を挑むようなものだ。いや、白兵戦になるまえに長距離から殲滅される。


今回のニュース記事では入社してしまっていた発達障害者をどうやって訴訟にならずに合法的に会社から出て行ってもらうかの事例である。今後は吃音者を発見する方法や吃音者をどうやって入社させないか、間違えて入社させた場合はどうやって精神障害者保健福祉手帳を取得させるか、間違えて入社させた場合はどうやって転職してもらうか。などの人材コンサルタントや人材コーディネーターやリスク人材管理システムを売りにするサービスが登場するだろう。

※実はすでに人事労務採用担当者向けの書籍で発達障害をどうやって法律に触れずに確認するか?どうやって発見するか?障害によるミスをどう指摘していくか?という内容の書籍が存在している。
日本人事労務研究所 月刊人事労務「2015年11月号<発達障害者の雇用>」
http://www.nihon-jinji.co.jp/201511gekkanshi.html


吃音者でよくある事案であるが。公務員試験なら差別はないだろうと勘違いして、毎年毎年、年齢制限になるまで公務員試験を受けている人である。筆記試験は何とかなるのだけど、面接で落ちるパターンである。

公務員の人事労務・採用担当部署でも、無論、民間企業と同様に、『なぜ、この人は毎年面接で落ちるのか?理由は引き継ぎされているのである』

さて、新卒就職枠という一生に1回しか利用のできない貴重な資格であるが。
この資格を無駄にしないためにどうしたらいいのだろうか?
吃音をカミングアウトする戦略は、すでに通用しないと思ったほうがよい。
吃音をカミングアウトしても受け入れてくれる会社は存在するかもしれないが。
吃音者が本当にしたかった仕事、本当に入社したかった会社がある場合は絶対にカミングアウトしてはいけない。公務員でも同様である。

「吃音があります」とカミングアウトした瞬間に採用担当者は【精神障害者保健福祉手帳を持っていますか?】と質問を返してくるだろう。何しろ、2018年から障害者の法定雇用率算定方法に今までみなし雇用とされていた精神障害者が計算式公式に入るからである。吃音者が就職活動で応募してくれば、法定雇用率に計算できる企業側としてホクホクである。また、吃音がある医師や看護師や言語聴覚士もカミングアウトすればそもそも資格試験が通らないかもしれない。採用されるにしても精神障害者保健福祉手帳を持っているかどうかを質問されるかもしれない。


本当に入社したい会社がある吃音者は、捨て就職活動として、興味ない会社に応募をして、就職活動練習をしたあとに、大本命の企業や公務員に応募したほうがよい。本命企業に初っ端から応募してはいけない。

ポイントは
・吃音を隠すなら隠し通せ!絶対にバレてはいけない。
・吃音をカミングアウトするなら精神障害者保健福祉手帳を取得せよ。
・吃音があっても大丈夫だよ。気にしない会社だってあるよ。私の会社は大丈夫だよ。っていう当事者は【後輩吃音者のために、人事労務・採用担当者を説得せよ。面接の機会を用意せよ。】
・吃音があるが、医師や看護師や言語聴覚士や教員になりたいという人は資格を取って採用されるまではカミングアウトしないほうがいいかもしれない。


吃音当事者や保護者・養育者、吃音に関わる教員や医師や言語聴覚士は
吃音当事者と家族に向けて、良い情報も悪い情報も伝えるようにしてほしい。
吃音当事者も吃音のリスクマネジメントとして、360度全ての道を選べるようにすべきである。
吃音当事者団体も人権侵害に対して、身体障害者団体、発達障害者団体、難病者団体、その他社会的障壁のある人の団体と協力していくべきだろう。



◆最後に思ったこと
吃音者が障害者じゃない。うちの子どもは障害者じゃない。
と思ってしまう。お父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃん。
もしかして、ご自身の所属する会社組織で「障害者がどのように扱われているか?」
本当は知っているのではないか?だから障害者が嫌いなのではないか?
だからこそ。吃音者は障害者ではないですよ♪という障害者認定反対の大いにどもってそれでよし!派閥に入会してしまうのではないだろうかと。


吃音のリスクマネジメントとしては。俗に言う発達障害者(自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害、ADHD、学習障害、運動チック、音声チック、トゥレット症候群、協調運動障害)のように、早期発見早期療育をして将来的にどっちの選択肢も選べるようにしておいたほうが良いと考える。一般枠で働くか?障害者雇用枠で働くか?

障害者ではないという考えに固執してこだわって執着して、「使えたはずの選択肢を知らないまま時間が経過するのは酷である」吃音当事者も保護者養育者も学校の教員も病院医師も言語聴覚士もよく理解しておく必要がある。

2015年12月13日日曜日

吃音ドクター菊池良和先生が福岡で『子どもの吃音 ママ応援BOOK』出版記念セミナー 2016年1月23日 要申込

【福岡で吃音ドクター講演会 学苑社さん主催】
子どもの吃音(きつおん) 医師が語る最新情報
2016年1月に学苑社より刊行される『子どもの吃音 ママ応援BOOK』(菊池良和 著 はやしみこ イラスト)の出版を記念して講演会を開催いたします。“吃音ドクター”こと菊池良和先生が、 吃音のある子どもの保護者へエールを送りながら、子どもとの接し方や役立つ考え方を解説します。会場では本の先行販売も行ないます。
講師
菊池 良和先生
医学博士・耳鼻咽喉科医師。ラ・サール高等学校、九州大学医学部卒業。宗像水光会病院研修医を経て、九州大学耳鼻咽喉科入局する。九州大学大学院臨床神経生理学教室で吃音者の脳研究を始め、国内外の学会で発表した吃音の脳研究に対して学会各賞を3度受賞している。現在は九州大学病院勤務。主な編著書:『エビデンスに基づいた吃音支援入門』『吃音のリスクマネジメント―備えあれば憂いなし』『小児吃音臨床のエッセンス―初回面接のテクニック』(すべて学苑社)、『ボクは吃音ドクターです。』(毎日新聞社)。
日時 2016年1月23日(土)13時〜15時30分(開場12時30分)
   途中、菊池先生のサイン会や書籍の販売、
   イラスト担当のはやしみこさんによる場面緘黙(ばめんかんもく)のお話を
   予定しています。
会場 コミセンわじろ 多目的ホール
   【住所】福岡県福岡市東区和白丘1丁目22-27 ( JR福工大前駅)
   【電車】JR鹿児島本線で博多駅から13 分(快速)、
       小倉駅から50分(快速)で福工大前駅下車。
       同駅2F改札口・エスカレーター乗口横に隣接入口あり。
   【バス】西鉄天神中央郵便局前バス停(18Aのりば)→西鉄バス(26A都市高速経由)30分。
       福工大前バス停下車。
   【車】国道495号。天神、香椎方面からの場合は「下和白交差点」の次の交差点を右折。
      北九州方面からの場合は「福工大前駅」の次の交差点を左折。
      専用駐車場はありません。
コミセンわじろ
定員 240名(定員になり次第締め切り)
※当日の参加申し込みは受け付けておりませんので、ご了承ください。
参加費 1,000円(事前振込)*小学生以下は無料です。
事前振込になります(講演が延期、および中止とならない限り、ご返金は承りかねます)。
領収証ご希望方は、当日会場にてお渡し致します。
申込期限
2015年12月21日(月)
(定員に達した場合はこれよりも前に締め切る場合があります)

申し込み方法はコチラ
http://www.gakuensha.co.jp/pg512.html

‪#‎吃音‬ ‪#‎発達障害‬ ‪#‎stammer‬ ‪#‎stammering‬ ‪#‎stutter‬ ‪#‎stuttering‬

2015年12月10日木曜日

2015年12月11日深夜1時からNHKラジオ深夜便で「安心して「どもる」ことのできる社会を目指して、九州大学病院医師・きつ音ドクター 菊池良和さん」が放送されます

2015年12月6日、東京都中野のコングレスクエアで内閣府障害者週間連続セミナーを行った、菊池良和医師が今度は吃音についてラジオで語ります!!吃音ラジオNHK版です!

今夜深夜1時から、NHKラジオ深夜便で「安心して「どもる」ことのできる社会を目指して、九州大学病院医師・きつ音ドクター 菊池良和さん」が放送されますが、倍率10倍で選ばれた他の人権インタビューがすごい!他の問題はテレビで広く取り上げられまし...
Posted by 菊池 良和 on 2015年12月10日

「発達障害者支援法」改正について検討WTから中間報告(超党派議員連盟役員会) 吃音やトゥレット症候群は発達障害者支援法に明記されるでしょうか?


今、全国言友会連絡協議会は公明党の山本博司参議院議員に支援してもらっているようです。
今後、発達障害者支援法改正の際、吃音やトゥレット症候群が通知文ではなくて、法律そのものに明記されると良いですね。

しかしながら日本政府はICD-10を重要視しているので、2018年のICD-11公式発表までは、吃音・トゥレット症候群が発達障害者支援法に明記されることは見送られるかもしれません。ただ、WHOこと世界保健機構がICD改訂をすれば、その流れに乗るでしょう。2014年7月3日に国立障害者リハビリテーションセンターの発達障害情報・支援センターが吃音を発達障害と告知したのは、DSM-5を待っていたようなものでしたが、日本政府はさすがにWHOの正式発表を待つと思います。



吃音者の人権を守るため、法律でもバックアップも必要です。
2018年精神障害者の事実上雇用義務化の前になんとしても達成してもらいたいところです。

◆WHO(世界保健機関)のICD-10(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)の改訂により吃音はどうなるのか?ICD-11について
http://stutteringperson.blogspot.jp/2015/12/whoicd-10icd-11.html




【「発達障害者支援法」改正について検討WTから中間報告(超党派議員連盟役員会)】「発達障害の支援を考える議員連盟」役員会が9日、衆院第2議員会館で開催されました。「発達障害者支援法」改正に向けては、7回にわたり関係団体からのヒアリン...
Posted by 山本 博司 on 2015年12月9日

2015年12月9日水曜日

WHO(世界保健機関)のICD-10(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)の改訂により吃音はどうなるのか?ICD-11について

毎日新聞2015年12月6日 東京朝刊にて
【働きたいのに 電話対応で叱責、リストラ 「身体障害」申請却下 仙台の男性、「実情知って」法廷へ】という記事が掲載された。インターネット上でも閲覧できる。Yahoo JAPANのヤフーニュースでもこの記事が、トップトピックにはならなかったが、目立つ位置に一定期間掲載されていた。

 なめらかな発語が難しい吃音(きつおん)に悩み抜いてきた半生を、法廷で訴えようとしている男性がいる。仙台市の無職、桜田俊介さん(47)は幼い頃からいじめや、からかいに遭ってきた。成人後も電話で不審者や外国人と間違われ、公園で子供に声をかけて変質者扱いされたこともある。吃音が原因で失職し、自殺も考えた。「吃音者が差別される現状を広く知らせたい」と話す。
「精神障害」に分類 実態との差に苦悩も
 世界保健機関(WHO)は、吃音を「小児期および青年期に通常発症する行動および情緒の障害」に分類する。これに準じて日本の発達障害者支援法も吃音を精神障害の一種の発達障害に含め、自治体から障害認定を受け手帳を得る場合、精神障害での申請・交付が一般的だ。桜田さんもこれに従えば精神障害者手帳を得られる可能性は高い。
 身体障害者手帳を求めて訴訟に臨む桜田さんは、自身の吃音について「耳が聞こえなかったり、目が見えなかったりという身体障害と何ら変わらない」と訴えている。さらには自分に向いた職を探したいと考えている。
 障害者雇用促進法は企業に一定割合の障害者を雇うことを義務付けているが、どんな仕事をさせるかは企業の裁量だ。身体障害者の方が用意される仕事の幅が広いという現実がある。実際、吃音を精神障害とすることに違和感を覚える当事者は桜田さん以外にもいる。吃音で今年8月に精神障害者手帳を取得し、就職活動をする横浜市の男性(24)は「吃音という障害について面接で理解してもらうのは難しい」と話す。身体障害者手帳があれば就職の可能性が広がると考えている。
 発達障害者の就労を支援する福祉事業所「カフェベルガ」(茨城県つくば市)の吉田美恵代表(66)は「吃音が身体障害だという主張は理解できる。吃音を含めさまざまな症状についてもっと適切な分類が必要だ。桜田さんの問題提起が『(障害者)手帳行政』を見直すきっかけになればいい」と訴訟の行方に注目する。【遠藤大志】


◆記事
http://mainichi.jp/articles/20151206/ddm/041/040/063000c


さて、新聞記事において、世界保健機関(WHO)は、吃音を「小児期および青年期に通常発症する行動および情緒の障害」に分類する。と明記されている。これはICD-10と言われるWHO(世界保健機関)が取りまとめている【疾病及び関連保健問題の国際統計分類】から引用している。毎日新聞の記事では、吃音は身体障害者手帳ではないのか?という論調である。


ICD-10は1990年ころの第10版であり、現在第11版であるICD-11改訂作業が行われている。当初の予定より公開が遅延しており2018年となっている。

このICD-11での吃音(きつおん・どもり)の扱いはどうなっているのだろうか?
ICD-11改訂作業の前に2013年アメリカ精神医学会(APA)の定めた『精神障害の診断と統計マニュアル』第5版(DSM-5)が第5版として改訂された。吃音は発達障害である。Neuro developmental disorders (神経発達障害)に分類された。私の推測であるが、国立障害者リハビリテーションセンターの発達障害情報・支援センターは、このDSM-5が明確に吃音症を神経発達障害と明記したのを待って、いよいよ、吃音が発達障害であると公開したのではないか?と考えている。


◆DSM-5における、吃音症の分類
小児期発症流暢症(吃音)/小児期発症流暢障害(吃音) (Childhood-Onset Fluency Disorder (Stuttering))
http://stutteringperson.blogspot.jp/2014/08/dsm-5.html

◆吃音症は発達障害であり精神障害者保健福祉手帳の交付対象であることが判明しました。
http://stutteringperson.blogspot.jp/2014/07/blog-post.html


ICD-11ではどうなっているか?
ICD-11 2018年公開予定ドラフトベータ版によると。

Neuro developmental disorders (神経発達障害)

Developmental speech and language disorders 

Developmental speech fluency disorder(吃音)
という分類になりました。
DSM5と同様、その他の発達障害である。ASD、ADHD、LD、音声チック運動チック、協調性運動障害と同様の場所に吃音が配置されています。

◆ICD-11 Beta Draft (Foundation)
http://apps.who.int/classifications/icd11/browse/f/en#!/http%3A%2F%2Fid.who.int%2Ficd%2Fentity%2F654956298




WHO世界保健機関でも吃音が神経発達障害と認識をしているようです。
2015年現在、日本国内では発達障害者支援法制定10年経過をめどに、発達障害障害者支援法改正が行われる予定です。2016年には改正法が提出されるかもしれません。2016年ではまだ、ICD-11の正式版が発表されていないので附帯決議として、将来、吃音を発達障害者支援法に明記するようにするかもしれません。発達障害者支援法改正当初は吃音やトゥレット症候群の位置づけは、現在の「17文科初第16号厚生労働省発障第0401008号」の文部科学省厚生労働省の連名事務次官通知で対応するはずです。

◆吃音やトゥレット症候群が発達障害者支援法に定義される法的根拠 厚生労働省HPより

◆日本政府は吃音を勝手に障害者にしているという論調について一言



2015年12月7日月曜日

2015年12月6日 内閣府障害者週間連続セミナー 吃音者の人権と合理的配慮を考える 吃音ドクターこと菊池良和医師講演動画


2015年12月6日、中野コングレスクエアで開催された、内閣府障害者週間連続セミナー2015、吃音者の人権と合理的配慮を考える 菊池良和医師の講演会動画がYouTubeに掲載されました。
皆様ご覧ください。


菊池良和(九州大学病院耳鼻咽喉科医師、医学博士)さんの講演会はみなさんどうでしたでしょうか?私は歴史的な講演会だったと思います。12月5日JDDネットさんの講演会には負けますが、参加者は85名ほどでしょうか。

吃音の歴史や吃音の説明、吃音とのつきあい方・向かい合い方、吃音児童や保護者の映像、吃音は障害者手帳も取得できる、2005年からは吃音が発達障害者支援法に含まれている、どもる権利、などとても充実した内容でした。

日本国内は吃音者の対立が派閥抗争が激しく、言友会という組織はおよそ50年の歴史があるのですが、あまり外部に向けて活動してきていなかった結果が2015年12月6日までつながっているのかもしれません。特に北海道の吃音看護師は自殺しなくても選択肢があったはずでした。吃音以外の発達障害者団体や身体障害者団体は国会議員や行政職員と連携をし、法律を作ったり、自分たちのことを情報発信しています。言友会は歴史が長いのに外部とのパイプがないようです。

現在でも東京都と大阪・関西の一部で行われている、幼稚園生、保育園生、小学生、中学生、高校生とその保護者、大学生スタッフなどを集めて開催されている、「吃音者のつどい(東京言友会から除名処分?)」がありますが、そこでも、吃音は障害者ではない!!と教えています。確かに保護者や吃音当事者はとても耳に心地よい教えかもしれませんね。一時は気持ち良い教えかもしれない。

でも一方で、「吃音は障害者ではない!」と教えている張本人が、文部科学省の発行する雑誌では「吃音は障害者」と認めているのでとても滑稽です。特別支援教育53号という雑誌です。


今回の菊池医師の講演会ですが、私も参加して、吃音児童の映像を見て泣いてしまいました。
自分の記憶が鮮明にフラッシュバックしました。私自身がASDやADHDもあるので、記憶がとても鮮明に再生されました。会場内でもすすり泣く人が多数いましたね。これだけ吃音というものはとてもとても重い障害なのだと思います。吃音自体の軽度重度は関係ありません。言葉が正常に発話できない、発話しても他人から怪訝そうな顔、不思議な顔で見られる、笑われる、怒られるなどがあります。講演会に参加していた保護者の皆さんも藁をもつかむ思いで今回参加したのだと思います。


さて、吃音ドクターこと菊池良和医師が講談社から「吃音のことがよくわかる本」を発売しました。
その書籍カバーにはこう書かれています。
・吃音は言語障害の一種で、発達障害者支援法の対象とされている。
・発症の原因、7割は体質(遺伝)。育て方のせいじゃない。
・3年以上続く吃音は簡単にはなくならない。

そして書籍本体の26ページにはこのように書かれています。

話し方以外にも気になることがあるとき
・悩みの種は吃音だけとはかぎらない
吃音をもつ子どものなかには、話し方だけではなく行動や学習の面でも気がかりなことがあるという子どももいます。アメリカの調査ではありますが、吃音が見られる子どもの約半数は、LDやADHDなど、なんらかの問題ををかかえていると報告されています。
周囲の適切な対応が必要なのは、併存する疾患・障害があってもなくても同じです。早めに相談しましょう。

吃音のみ49%
吃音に併存51% 

LD学習障害 58%
ADHD注意欠陥多動性障害 43%
MR精神発達遅滞 15%
てんかん 13%
他の発達の遅れ 50%

◆吃音の子どもの51%は吃音以外に発達障害を併発しているかもしれない、その他の障害もあるかもしれないというのです。

実はこのブログの筆者である私も、広汎性発達障害、ADHD、計算のLDがあります。
成人してから判明したため人生はとてもとても難易度が高いものでした。何度も何度も死にたいと思いました。

吃音の子どもをもつ保護者、養育者のみなさん。
俗にいう発達障害であるASD、ADHD、LDのお子さんの中にも吃音児童は存在します。
しかしその子ども達は、吃音者の当事者会よりも先に発達障害者の当事者会や親の会に所属します。そこでは適切なアドバイスや早期発見・早期療育の大切さを知ることができます。障害というものに正面から向き合います。保護者同士の情報交換も活発です。

もしも、お子さんの吃音が判明した場合。発達障害者支援センターや病院医師や自治体障害福祉課などに、発達心理検査などのテストを受けることができないでしょうか?と聞いて調べて、発達心理検査などを受けることをおすすめします。早期発見できればできるほど、療育や対策ができます。大人になるまでに安心安全な環境で失敗しながら自己肯定感自己効力感を高めた状態で社会に出て行けるはずです。



しかし、間違えて、障害者認定反対派の小学生中学生高校生を集めて行う当事者会に所属してしまうと本当に悲惨な人生になってしまうかもしれません。それに吃音が発達障害や精神障害者手帳なんて嫌だ!という思考。それ自体が差別です。

※余談ですが、筆者が発達障害であることが判明してから、家族会議がありました。
最近は発達障害の書籍が充実しているの発達障害の実例が掲載されていることが多いのですが、筆者の親戚筋にチラホラ発達障害者ではないか?という人がいるのです。

その過程で判明したのですが、親戚にも、従兄弟にも従姉妹にも発達障害の疑いのある人がいるのです。とても頭脳明晰で旧帝国大学出身でそのまま国家公務員にまでなったのに、ついていけずに退職した人。いつになっても結婚できない女性。結婚できないのは他人とのコミュニケーションや距離感がつかめず社交的だったのに大人になってから閉じこもるようになった。女性なのに化粧を絶対しない人がいた。理由は肌の感覚が気持ち悪いからだとか。正月やお盆に大本家に行くと、引きこもっていたお兄さんがいた。入ってはいけない部屋があった。とても面白いおじちゃんやおばちゃんがいたがいつも他の親戚からヒドイ言葉をかけられていた。いじられキャラとかそういう次元を超越していた。吃音者も親戚にいることが判明したなど。

もしかしてなのですが、お子さんの吃音を診断された、お父さん・お母さんも自分自身の親戚筋の思い出や情報を調べたほうがいいかもしれません。吃音に限らず、ASDやADHDやLDも遺伝の可能性があります。もしくは、そもそも吃音児童のお父さんお母さん自身が社会で困らない程度の発達障害の可能性があるかもしれません。

発達障害の特性の1つに強いこだわりや執着や集中があります。
「自分の子どもは障害者じゃない!!」というお父さんお母さんの場合、そもそも、「障害者じゃない」と強くこだわってしまうそれそのものが発達障害なのかな?と思うことも。

発達障害のお子さんを診療する医師によると、子どもの発達障害を検査している過程で父親か母親も発達障害ではないか?という事例もあるとのことです。

余談ここまで。



大切なことはお子さんの吃音が判明した場合、発達検査・心理検査を受けましょう!!

これも吃音のリスクマネジメントです。
実は12月5日の内閣府障害者週間連続セミナーの発達障害の講演会も吃音児童の保護者・養育者に参加してほしかったと思います。言友会との空気の差を、親御さん達の気持ちの違いを肌で感じてほしかったと思います。





また、菊池良和医師の講演会にて、最後に進行役の人が話していましたが、吃音者の保護者や養育者は団結すべきです。日本政府や厚生労働省や文部科学省や内閣府などに情報発信すべきです。政治家も巻き込むべきだと思います。
だって菊池良和医師の講演会はごく限られた人しか参加できなかったのですよ。
本当は日本中に吃音の子どもを心配する保護者・養育者さんがいるはずなのに、全都道府県に最低1人の吃音ドクターがいないなんてオカシイではないですか?

2015年現在の保護者・養育者のみなさんが経験したことを次世代の未来のお父さんお母さん、生まれてくる命にまったく同じ苦労や心労や死にたい辛いという気持ちを経験させるのですか?

変えましょうよ!日本を!!

幸いにも現在、全国言友会連絡協議会は政治家との接触やJDDネットとの接触をしているようなので今後変わるかもしれませんね。現在のところ、東京言友会と千葉言友会が社会的支援推進実行委員が多数在籍しているそうなので、吃音児童のお父さんお母さんは一度相談してみたらどうでしょうか?




◆参考情報

【必読】はじめて吃音を知った人へ。吃音と関わる上で絶対に知っておくべきこと。大切な吃音ガイドライン。
http://kitsuonkenkyuguideline.blogspot.jp/2015/11/blog-post.html

2013年、北海道で吃音看護師が自殺した。だが、本当は自殺を避けられたのである。
http://kitsuonkenkyuguideline.blogspot.jp/2015/11/2013.html

NPO法人全国言友会連絡協議会の中高校生吃音のつどい代表の佐藤隆治氏は吃音は障害者であると認めている。文部科学省季刊「特別支援教育」53号にみる、吃音の障害者としての位置づけ
http://stutteringperson.blogspot.jp/2014/08/53.html