2016年1月31日日曜日

20年ぶりに復活の大阪言友会 HPが完成したそうです

大阪言友会が20年ぶりに復活!!HPが完成しました。
大阪で行われる、限られた価値観だけを持った人が参加を許される吃音当事者会だけではなく、吃音者の選択肢が増えることになります。


http://osakagenyukai.wix.com/osaka-genyukai

https://twitter.com/zengenren/status/693439142252793856

大阪の発達障害当事者団体のみなさまも「大阪言友会」をよろしくお願いします。吃音者の当事者会では障害者認定を拒否する、発達障害者支援法により行使できるはずの選択肢を隠そうと使えないようにさせてしまう団体もあります。


◆内閣府政府広報オンライン 発達障害ってなんだろう? 吃音もトゥレット症候群も定義されています
http://www.gov-online.go.jp/featured/201104/contents/rikai.html

健全な当事者会は、障害者と言われることの拒否も、障害者手帳が取得するにはどうしたらいいか? 吃音を治す訓練もしたい、関西で吃音を訓練治療してくれる病院はどこか? 本当は吃音を出来る限り減らしたい隠したい、学校や職場で合理的配慮を受けるにはどうしたらいいか? 就労移行支援事業所には通所するには? 障害者雇用はどうすればいいの?
ということも気軽に話し合える環境が大切だと思います。


‪#‎吃音‬ ‪#‎発達障害‬ ‪#‎stammer‬ ‪#‎stammering‬ ‪#‎stutter‬ ‪#‎stuttering‬ ‪#‎人権‬ ‪#‎大阪‬ ‪#‎應典院‬ ‪#‎当事者研究‬ ‪#‎べてるの家‬

(べてるの家やリカバリーの学校などは、異なる考えであっても、色々な考えを受けいれるのがポリシーだったように思えます。少なくとも東京のべてるの家の流れをくむ当事者研究はそのルールです)


Twitter民のコメント

2016年1月30日土曜日

菊池桃子さんが「1億総活躍国民会議」で発言した意見がすごい

2015.11.12 18:29の産経新聞の記事です。

菊池桃子さんが「1億総活躍国民会議」の第2回会合で発言した内容が印象に残りました。

 「具体的には企業の採用資格や受験資格というところに心身共に健康な者、もしくは心身とも健全な者という一文がございます。これを見たときに病気を持った方々や障害を持った方々などがこの一文があるためにチャレンジすることを躊躇してしまう、あきらめてしまう現実がございます」


日本は企業でも学校でも 心身ともに健康な者、健全な者 っていうの一文が、平然と明記されている場合がありますからね。

ってことは、障害や病気や社会的障壁があれば、そのスタートラインにすら立てないの?
参加することすら許されないの?ってなりますよね。

吃音も現実はコレにあてはまっていると思います。
もちろん成功している吃音者もいることはいますが、その逆の人もいますしね。
でも成功している吃音者の声は大きい。
例えば、吃音が原因不登校やひきこもりになってしまえば、声をあげる気力すらなくなると思います。



先日、近藤雄生さんがこんなつぶやきをTwitterにしていましたね
http://stutteringperson.blogspot.jp/2016/01/twitter_30.html


吃音があることによって、本当に自分がやりたいことを諦めてしまったとのこと。
菊池桃子さんの発言はとても的確です。






◆産経新聞の記事から 2015.11.12 18:29

http://www.sankei.com/life/news/151112/lif1511120029-n1.html

 第3次安倍晋三改造内閣の目玉政策「1億総活躍社会の実現」に向けた具体策を話し合う「1億総活躍国民会議」の第2回会合が12日、官邸で開かれた。民間議員として出席したタレントの菊池桃子さんが、会合終了後に記者団の取材に応じた。主なやり取りは次の通り。

 --今日の会議で自身の発言は
 「今、総人口がすでに減っていることは皆さんもお気づきかと思いますが、その中で人材の活用という議論がございます。人材活用の中でも多様な人材を生かしていく社会のことを『ダイバーシティ』という言葉で解説することが多いと思いますが、ダイバーシティ人材、あらゆる人々がですね、やる気をなくしたり、前向きな意思をなくすような日本の慣習があるのではないかと話を致しました」

 「具体的には企業の採用資格や受験資格というところに心身共に健康な者、もしくは心身とも健全な者という一文がございます。これを見たときに病気を持った方々や障害を持った方々などがこの一文があるためにチャレンジすることを躊躇してしまう、あきらめてしまう現実がございます」

 「病気や障害の方々はもともと権利を持っているわけですが、義務も果たしたいと夢を描いています。とりわけ私がインタビュー調査を致しました若い児童、学生たちにおきまして、その意志が強く、権利を主張するだけではなく義務を果たしていきたいと。その時の社会に飛び出る障壁となるものが、例えばその一文であったりするわけです。その観点から企業、学校の採用基準の一斉見直しを提案致しました」

ライターの近藤雄生さんがTwitterに投稿した吃音ニュースがとても悲しい

ライターの近藤雄生さんがTwitterに投稿した吃音ニュースがとても悲しい。
11:25 - 2015年12月29日の投稿です。

近藤雄生さんって誰? 公式ホームページをご覧ください。
http://www.yukikondo.jp/




吃音のある女性が看護師の道に進みたかったが諦めて断念したというのです。
なぜ吃音があると看護師の道を歩めないのでしょうか?
実習先に合理的配慮はないのでしょうか?
それとも吃音とは、欠格条項なのでしょうか?
とても悲しい投稿でした。

「こういう社会のままではだめだと痛感するけれど」まったくその通りです。
当事者の同意があれば、吃音者の団体が支援に乗り出したり、声明を出したりしないのでしょうか?

2016年1月27日水曜日

吃音を笑わない 吃音を怒らない 吃音を排除しない

最近、考えるようになったことである。

吃音を笑わない
吃音を怒らない
吃音を排除しない

この3つが重要であると考えます。


・吃音を笑わない
吃音者がどもるとき。

それを笑わない。
それをからかわない。
それを真似しない。

★吃音者芸能人がいるとして、それを「私のときは笑ってください」という場合は「可」なのかもしれない


・吃音を怒らない
吃音者がどもるとき。

それを怒らない。
吃っているのは、ふざけているわけじゃない。
相手を怒らせようとして、吃っているわけじゃない。
吃っているからと言って、ちゃんと言えるようにしなさい、治しなさいと怒らない。
吃音を治さないと会社を解雇するぞと脅さない。怒らない。


・吃音を排除しない
吃音者がどもるとき。

それを理由にありとあらゆる可能性を排除しない。
障害を理由とする差別の解消の推進(障害者差別解消法)
障害を吃音に置き換える。

吃音を理由として当事者が望む学校に行かせないようにする。
本当は勉強したいと思ったけど、私には無理だと諦めさせない。
入学試験・面接で排除しない。

資格試験でも吃音者がどもることにより排除しない。

吃音者が働きたいと思って就職活動をして応募してきた。
吃音があるからコミュニケーションができないだろうという考えは改める。
世間一般でいう「普通」なコミュニケーションができないから弊社では働けないな。
という判断はしない。

普通じゃなくてもいいじゃないですか?
発話しやすい言葉を使うから敬語が使えない、接客応対マニュアル通り順番通り、言葉を発話できない。
それでもいいじゃないですか?

吃音者が社会に出て働く時は、同僚も上司もみなさんが、ひとこと説明をするようにしてください。
「この人は吃音があるけど、びっくりしないで。」




■参考
吃音者への究極の本当の合理的配慮とは何か?
http://stutteringperson.blogspot.jp/2016/01/blog-post_92.html


吃音者への究極の本当の合理的配慮とは何か?

吃音者のへの合理的配慮といえば、色々なことが思いつくでしょう。

・学校であれば授業中に、「挙手のルール(右手の場合回答可能、左手場合回答は可能だが吃りそうあてないで)」
・吃音者が話すときに最後まで待つこと(待ってほしいタイプ)
・吃音者が話すときに内容をできれば先取りして引き出してほしい(会話をリードしてほしいタイプ)
・学校での音読は、1人1人方式ではなく、一斉読みにしてもらう
・吃音を笑わない 怒らない 真似しない からかわない

などでしょうか。
まだまだ人によってたくさんあるかと思います。



究極の本当の真実の吃音者のへの配慮とはなんだろう?
それは吃音者がどもってしまっても

「あっ この人、吃音なのかもしれない。」

ただ、それだけでいいのです。

吃音によって、上手く言葉が話せないことを笑うとか怒るとかしなければいいのです。

接客業、サービス業の人がいて、ルール通りに接客マニュアル、接客マナーに従わない接客をしたとしても、この人は話すことに何が病気か障害があるのかも?と心のなかで考えればいいのです。で、もう、それ以上は何かをツッコまない。

BtoCでも、BtoBでも関係なく。接客応対マニュアルや言葉遣いマニュアルがあっても、もう、それ以上は何かをツッコまない。

ただ、最初は当事者側から説明をすること伝えることは必要でしょう。外見からはわからないですから。眼鏡なら目が悪いとはすぐわかるのですけどね。
学校の友人、職場なら同僚や上司に「この人は吃音あるけどびっくりしないで。結果で評価して」と一言伝えて貰えればそれはそれでよいかもしれません。


目が悪い人は眼鏡をしている。
吃音がある人は、吃音があるので、ただ言葉が発話がうまくできない。
その人が上手く話せないことを、評価しない。
学業であればその結果を。
仕事であればその結果を。
それでいいと思うのです。

そんな日はいつ実現するでしょうか―。

■参考
吃音を笑わない 吃音を怒らない 吃音を排除しない
http://stutteringperson.blogspot.jp/2016/01/blog-post_27.html

2016年1月24日日曜日

山崎まどかさんはTwitterでつぶやきました 「私は吃音があります」と大きく書いたプラカードを下げてきた。

Twitterで話題になっているので備忘録として



2016年1月2日土曜日

2016年1月2日 吃音ラジオがTBSラジオで紹介されました |土曜朝イチエンタ。堀尾正明+PLUS!│TBS RADIO AM954 + FM90.5 人権TODAYコーナー

土曜朝イチエンタ。堀尾正明+PLUS!│TBS RADIO AM954 + FM90.5 人権TODAYコーナー
にて『吃音ラジオ』の主催者の方々が取材されました。

今回の人権トゥデイで、吃音者の取材は二回目ですね。
◆以前の放送はコチラ 2014年5月24日
http://www.tbs.co.jp/radio/horio/human/20140524.html


◆2016年1月2日の放送はこちら
http://www.tbs.co.jp/radio/horio/human/20160102.html

HPは全文書き起こしではありません。まとめてあります。
番組中、堀尾正明さんが。「(吃音は)克服はできるんですけど、でもこういう番組がありますと非常に励みになりますよね。」と発言してしまったことが残念でした。

補足すると、吃音は治る人もいるし、症状が軽減する人もいるし、そのまま幼少期からあまり変わらずに吃音がでてしまう人がいますね。誰もが克服できるとは限りません…。

2016年1月2日現在は2014年7月3日国立障害者リハビリテーションセンター発表により突如として世の中に知られるようになった、2005年に施行された発達障害者支援法・17文科初第16号厚生労働省発障第0401008号通知を利用すれば、吃音の人も精神障害者保健福祉手帳を取得できるのですよね。本日のTBSラジオの人権トゥデイコーナーでも『吃音で困っている人は軽度でも困っていれば障害者手帳が取得できます』と補足してほしかったです。

TBSラジオの方、このブログを見ていたら、人権トゥデイのコーナーを修正しておいてください。よろしくお願いします。内閣府の政府広報オンラインも、吃音やトゥレット症候群は発達障害だと明記していますよ。吃音によって就職できない人や自殺してしまう人もいるのです。ひきこもりになってしまう人もいます。自治体の役所の障害福祉課などに、吃音の相談をしても(周知徹底されていないがため)「吃音は障害者じゃないよ」と言われてひきこもりになった人もいます。

内閣府 政府広報オンライン 発達障害ってなんだろう?
http://www.gov-online.go.jp/featured/201104/contents/rikai.html


放送日:2016年01月02日
担当:鳥山穣
今回はインターネットで配信している
「吃音ラジオ」というラジオ番組を紹介します。

話すときにつまってしまう、
吃音がある人が集まり無償でラジオ番組を制作しています。

吃音ラジオのパーソナリティをつとめる
遠藤百合加さんは
「吃音者って100人に1人居るというのがネットに書いてある、
その割には吃音って知られていないなと思って、
もっと多くの人に知ってもらおうと思ったのと
知ってもらうには吃音者の話し方を知ってほしい、
聴いてもらおうと思って」と
始めたきっかけを話しています。

吃音ラジオは、
遠藤さん、広瀬功一さん、青木瑞樹さんの
3人で出演、制作、配信を行っています。
すべて無償で、3人とも学生だったり、
社会人として過ごしています。

実際の番組は
吃音の悩みや、「この言葉が言いにくい」などの「あるあるネタ」、
専門家を呼んで「しゃべり方の工夫」など様々です。
一箇所のスタジオに集まるのではなく
それぞれの自宅からネット経由で出演するのも特徴です。

3人とも吃音に悩む当事者で、
学校でのレポート発表や仕事での電話応対など
困ることもあるそうです。
広瀬さんは
「電話は苦手。何年働いてもいまでも抵抗がある。慣れない。
職場だと身振り手振りもできない。
業務上の固有名詞は言いかえがきかない」と、
話していました。

吃音者には言いにくい言葉があり、
普段は別の言い方をして乗り切ることが多いのですが
公式な場や、言いかえが聴かない場所で困ることがあるそうです。
そうした悩みも吃音ラジオでは話されています。

当初は数十人だったリスナーも
開始から一年経って徐々に増え、
現在では一日に数百人がHPを訪れるそうです。

遠藤さんは「自分以外にも
吃音者がいたのか、というメッセージをくださったり、
自分も吃音ラジオに出演してみたいという声も増えた。
この先も吃音ラジオを続けていきたい」と
話していました。



吃音ラジオを取材した、担当:鳥山穣記者も自身が吃音だとカミングアウトしていました。
鳥山記者によると、この三人は日常生活を送れる比較的症状の軽い吃音者だという。
それぞれの個人差があるとのこと。

しゃべる言葉は、固有名詞が大変だ。
場面とか相手によるとか、精神状態によって変化するそうである。

実際、鳥山記者も子どものころから、吃音であったが、大人になるくらい、現在は落ち着いてきているそうだ。吃音は、ぱっと言いやすい言葉、言い難い言葉が人それぞれにあるそうだ。
鳥山記者は「ありがとうございます」が言いにくいそうだ。
人によって「どーもです」「ごっつあんです」と言葉の言い換えを行っているとのこと。
しかし、公式な場、オフィシャルな場では、言い換えができない。(目上の人や会場の人に失礼にあたるから?)
固有名詞も言い換えができないよねと。


堀尾正明さんによると、昔は有名な落語家さんやアナウンサーにも吃音者がいるよね。
長峰由紀さんによると、意外と役者さんの中にもいらっしゃいますよね。
堀尾正明さんによると、「(吃音は)克服はできるんですけど、でもこういう番組がありますと非常に励みになりますよね。」

なんと最新回は、TBSラジオのスタジオで、吃音ラジオの最新回(2016年1月2日時点)を収録したそうだ。そしてゲスト吃音者として鳥山記者が参加しているとのこと。

吃音ラジオに興味あるかたはコチラ。