2016年8月7日日曜日

【重要】フジテレビ インターネット配信 ホウドウキョクにて吃音が発達障害であると説明(by 国立障害者リハビリテーションセンター 森先生)

2016年8月7日、フジテレビがインターネット上で配信しているサービスにて吃音が生放送で報道されました。
もしかすると過去放送としていつでも見られるかもしれません。


出演は厚生労働省 国立障害者リハビリテーションセンター病院の森浩一先生、東京言友会の川端鈴笑さん(ラヴソングの吃音演技指導者)の2名でした。


◆『ニュースのキモ!Evening』 出演者:(阿部知代・森下知哉)
http://www.houdoukyoku.jp/pc/

再放送アーカイブ
http://www.houdoukyoku.jp/pc/archive_play/00152016080701/1/

今回の放送の最重要点は厚生労働省の国立障害者リハビリテーションセンター病院の森浩一先生が『吃音が発達障害である理由』を説明したことです。もう一つ、『吃音は7割8割は遺伝である』と説明されたことも重要でした。お子さんが吃音の場合、父母本人、父方か母方の親戚縁者の中に吃音者がいることを改めて知る人もいるかもしれません。


森浩一医師、吃音が発達障害だと認めてくれて本当にありがとうございます。北海道で吃音看護師さんが自殺する前にもっとはやく認めてほしかったです!!国立の国立障害者リハビリテーションセンターが吃音は発達障害だと2005年から宣言していれば、自殺する人や引きこもる人は減っていたはずです!!



今後は国立障害者リハビリテーションセンターの吃音のページを発達障害で障害者手帳が取得できますと書き換えてほしいです。

吃音単独でも精神障害者保健福祉手帳を吃音者が取得できます。うつ病や社交不安障害がなくても吃音という発達障害単独で取得できることも説明してほしいです。二次障害がなくても障害者手帳は取得できるのですから。



2014年7月3日に突如として国立障害者リハビリテーションセンターの発達障害情報・支援センターに『吃音は発達障害者支援法に入っています。発達障害の一覧紹介に吃音を掲載』されました。発達障害者支援法は2005年からあった法律なのに、それが2014年7月まで周知徹底されていなかったという悲劇です。今回、改めて国立障害者リハビリテーションセンター病院の森氏が吃音が発達障害であると説明したことは吃音業界においてとてもインパクトがあります。

2013年には北海道にて吃音看護師さんが吃音が社会保障の対象とは知らずに自殺してしまったのです。本当に悔しいことでした。吃音看護師さんは自殺しない可能性もあったのです。社会保障を使えたかもしれません。吃音看護師さん以外でもニュースになっていない自殺者もいるかもしれません。吃音が原因で学校や進学を諦めた人、大人になってもひきこもりの人がいるでしょう。2016年現在は吃音単独で精神障害者保健福祉手帳を取得できます。障害者雇用枠や就労移行支援事業所も利用できます。

小学生、中学生、高校生、大学生も合理的配慮を受けることができます。それは入試の面接でも、普段の授業でもいつでもどこでも合理的配慮を発動することができます。吃音によって話すことをずっと悩み続ける必要はないのです。勉強にも集中できます。明日の当番、発表のことを考えて学校を休む、うつになることはないのです。吃音を苦にして不登校や退学する必要はないのです。

また、官民問わず、総務・人事採用担当をしている職員さんは、吃音が障害者法定雇用率に計算できると覚えてください。2018年から事実上の精神障害者保健福祉手帳所持者の法定雇用義務化が開始です。

一般に言われる発達障害である自閉症スペクトラム、ADHD、LD、トゥレット症候群を診療しているお医者さん、支援者のみなさまも、吃音が発達障害であるということ。絶対に覚えてください。

現在DSM-5では吃音は神経発達障害群に分類されています。ICD-11ドラフト版でも発達障害の中に吃音が分類されています。


今回、フジテレビのインターネット配信番組という形でしたが、吃音のことが少しでも社会に知られていくことを心から願っています。そして自殺するひきこもりことがないような社会に変わってほしいです。

吃音者の雇用も障害者枠で増えていくことを願っています。


◆吃音症は発達障害であり精神障害者保健福祉手帳の交付対象であることが判明しました。
http://stutteringperson.blogspot.jp/2014/07/blog-post.html

◆厚生労働省へ陳情
http://stutteringperson.blogspot.jp/2014/08/blog-post_5.html

◆【必読】はじめて吃音を知った人へ 吃音と関わる上で絶対に知っておくべきこと 大切な吃音ガイドライン
http://kitsuonkenkyuguideline.blogspot.jp/2015/11/blog-post.html


放送の内容については九州大学病院、吃音ドクターこと菊池良和医師がTwitterでキャプチャー画像を掲載してくれましたので。それを紹介させていただきます。多謝












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