2016年1月30日土曜日

菊池桃子さんが「1億総活躍国民会議」で発言した意見がすごい

2015.11.12 18:29の産経新聞の記事です。

菊池桃子さんが「1億総活躍国民会議」の第2回会合で発言した内容が印象に残りました。

 「具体的には企業の採用資格や受験資格というところに心身共に健康な者、もしくは心身とも健全な者という一文がございます。これを見たときに病気を持った方々や障害を持った方々などがこの一文があるためにチャレンジすることを躊躇してしまう、あきらめてしまう現実がございます」


日本は企業でも学校でも 心身ともに健康な者、健全な者 っていうの一文が、平然と明記されている場合がありますからね。

ってことは、障害や病気や社会的障壁があれば、そのスタートラインにすら立てないの?
参加することすら許されないの?ってなりますよね。

吃音も現実はコレにあてはまっていると思います。
もちろん成功している吃音者もいることはいますが、その逆の人もいますしね。
でも成功している吃音者の声は大きい。
例えば、吃音が原因不登校やひきこもりになってしまえば、声をあげる気力すらなくなると思います。



先日、近藤雄生さんがこんなつぶやきをTwitterにしていましたね
http://stutteringperson.blogspot.jp/2016/01/twitter_30.html


吃音があることによって、本当に自分がやりたいことを諦めてしまったとのこと。
菊池桃子さんの発言はとても的確です。






◆産経新聞の記事から 2015.11.12 18:29

http://www.sankei.com/life/news/151112/lif1511120029-n1.html

 第3次安倍晋三改造内閣の目玉政策「1億総活躍社会の実現」に向けた具体策を話し合う「1億総活躍国民会議」の第2回会合が12日、官邸で開かれた。民間議員として出席したタレントの菊池桃子さんが、会合終了後に記者団の取材に応じた。主なやり取りは次の通り。

 --今日の会議で自身の発言は
 「今、総人口がすでに減っていることは皆さんもお気づきかと思いますが、その中で人材の活用という議論がございます。人材活用の中でも多様な人材を生かしていく社会のことを『ダイバーシティ』という言葉で解説することが多いと思いますが、ダイバーシティ人材、あらゆる人々がですね、やる気をなくしたり、前向きな意思をなくすような日本の慣習があるのではないかと話を致しました」

 「具体的には企業の採用資格や受験資格というところに心身共に健康な者、もしくは心身とも健全な者という一文がございます。これを見たときに病気を持った方々や障害を持った方々などがこの一文があるためにチャレンジすることを躊躇してしまう、あきらめてしまう現実がございます」

 「病気や障害の方々はもともと権利を持っているわけですが、義務も果たしたいと夢を描いています。とりわけ私がインタビュー調査を致しました若い児童、学生たちにおきまして、その意志が強く、権利を主張するだけではなく義務を果たしていきたいと。その時の社会に飛び出る障壁となるものが、例えばその一文であったりするわけです。その観点から企業、学校の採用基準の一斉見直しを提案致しました」

0 件のコメント:

コメントを投稿